【プロが教える】猫がケージ嫌いになる原因と克服法|正しい慣らし方で安心

「猫がケージに入ってくれなくて困っている」 「災害時に備えてケージに慣れさせたいけど、どうしたらいいの?」

猫を飼っている方の多くが、一度はこのような悩みを抱えるのではないでしょうか。ケージは猫の安全を守るために欠かせないアイテムですが、猫にとってケージが「嫌な場所」になってしまうと、いざという時に大きなストレスを与えてしまいます。この記事では、猫がケージを嫌がる理由をプロの視点から解き明かし、猫がケージを好きになるための正しい慣らし方を分かりやすく解説します。


目次

なぜ?猫がケージを嫌がる3つの主な原因

1.ケージが猫の安全地帯になっていない

猫は警戒心が強く、安心して休める場所を求めます。 しかし、ケージが「飼い主さんに捕獲される場所」 「爪切りや病院に行くための準備場所」といった、 猫にとって嫌なことと結びついてしまうと、 ケージに対して恐怖心を抱くようになります。

ケージを安全な場所にするためには、まずはケージ内で 良い経験を積ませることが大切です。

例えば、ケージの中にお気に入りのベッドや おもちゃを入れてあげたり、 おやつをあげる場所にするのも効果的です。

猫が自らケージに入ってくれるように 促すことで、ケージは安心して過ごせる 「自分の場所」だと認識してくれるでしょう。

無理に押し込めることは絶対に避け、 猫が自ら入るのを待つことが重要です。

2.無理やり閉じ込めた経験がトラウマに

猫を無理やりケージに閉じ込めた経験は、 猫にとって大きなトラウマとなります。

特に子猫の頃に強い恐怖を味わうと、 成長してからもケージに近づくことすら 嫌がるようになることがあります。

猫は一度嫌な記憶ができてしまうと、 なかなか忘れることができません

そのため、ケージに慣れさせる際は 絶対に無理強いをせず、 猫のペースに合わせてあげましょう。

焦る気持ちはわかりますが、猫との信頼関係を 築くことが最優先です。

また、ケージに入れる際は、 「ケージに入る=嫌なことが起こる」という 関連付けをさせないよう、日頃から ケージを良いイメージと結びつけておきましょう。

例えば、普段から扉を開けっぱなしにして、 自由に出入りできる状態にしておくのも一つの方法です。

3.過去の経験からケージを警戒している

保護猫や、以前にケージ内で 不快な経験をした猫の場合、 ケージに対して強い警戒心を持つことがあります。

過去の経験が原因でケージ嫌いになっている猫には、 時間をかけてゆっくりと慣れさせる必要があります。

無理にケージに近づけず、まずはケージの近くで ご飯やおやつをあげることから始めましょう。

少しずつケージの近くにいる時間を増やし、 「ケージのそばにいても大丈夫」ということを 学ばせてあげてください。

焦らず、少しずつステップアップしていくことで、 猫の警戒心は次第に解けていきます。

また、ケージを新しいものに変えて、 過去の嫌な記憶をリセットするのも 一つの有効な手段です。


4.猫の習性を無視した配置と環境

猫は周囲を見渡せる高い場所や、 人目につかない狭い場所を好む習性があります。

ケージが部屋の隅や人の往来が多い場所に 置かれていると、猫は落ち着かず、 ケージを嫌がる原因となります。

また、ケージの中に猫が嫌いな匂いのするものや、 騒音を発する家電製品が近くにある場合も同様です。

ケージを置く際は、猫が安心して過ごせる 静かで落ち着いた場所を選んであげましょう。

窓の外が見える場所や、 高い場所に設置してあげることも効果的です。

ケージの中に猫の好きな匂いのするタオルや おもちゃを入れて、快適な環境を 整えてあげてください。

ケージ内のレイアウトも、猫が隠れたり 休んだりできるスペースを 作ってあげることが大切です。


5.ケージの中に嫌いなものがある

ケージの中に猫が嫌いなものがあると、 ケージに入ることを拒むようになります。

例えば、トイレやご飯、水入れが 同じスペースに置かれていると、 猫は不衛生だと感じてしまいます。

猫は非常にきれい好きな動物なので、 排泄物と食事の場所が一緒になっていると、 ストレスを感じてしまいます。

ケージを設置する際は、トイレと 食事の場所をできるだけ離してあげましょう

また、猫が苦手な匂いのするもの(柑橘系の匂い、 香水、タバコの匂いなど)が近くにある場合も 同様です。

ケージ内は常に清潔に保ち、 猫が安心して過ごせるように 配慮してあげましょう。

ケージの中には、猫がリラックスできる お気に入りのベッドやブランケットを 入れてあげることも大切です。


知っておきたい!子猫・成猫・老猫の時期別慣らし方

6.子猫のうちにケージに慣れさせるメリット

子猫の時期は、好奇心旺盛で新しい環境に 順応しやすい時期です。

この時期にケージに慣れさせておけば、 将来的にケージに対して抵抗がなくなり、 スムーズな利用が可能になります。

子猫のうちにケージを好きになってもらうことは、 災害時や通院時、来客時など、様々な場面で 猫の安全を守ることに繋がります。

また、子猫の安全を確保する上で、 ケージは非常に重要な役割を果たします。

例えば、留守番中に誤飲や 思わぬ事故を防ぐためにも、 ケージは欠かせません

早いうちからケージを「安心できる場所」として 認識させておくことで、 猫との生活がより安全で豊かなものになります。

7.子猫の好奇心を活かした慣らし方

子猫の好奇心を活かすことが、 ケージに慣れさせるための鍵となります。

まずはケージの扉を開けっぱなしにして、 自由に探検できるようにしておきましょう。

ケージの中に猫が好きなおもちゃや おやつを入れて、 遊びながらケージに誘導するのも効果的です。

子猫がケージに入ったら、 たくさん褒めてあげましょう。

この時、決して無理に扉を閉めたりせず、 自らの意思で出入りできるようにすることが大切です。

ケージを楽しい遊び場として 認識させることで、自然とケージを 好きになってくれます。

また、ケージの中でご飯をあげることも、 ケージをポジティブな場所として 関連付ける良い方法です。

8.成猫の警戒心を解くためのステップ

成猫は子猫に比べて警戒心が強いため、 時間をかけてゆっくりと慣れさせる必要があります。

まずはケージをリビングなど、 猫が普段から過ごしている場所に置いて、 存在に慣れさせましょう。

ケージの扉を開けたままにし、 中に猫の匂いがついたタオルや お気に入りのベッドを入れておきます。

猫が自らケージの中に入ったとしても、 決して扉を閉めないでください

これを繰り返し、猫がケージに対して 警戒心を抱かないようにすることが重要です。

もし猫がケージに近づかない場合は、 ケージの近くにご飯やおやつを 置いてあげましょう。

少しずつケージに近づいて もらうことで、ケージは安全な場所だと 認識するようになります。

9.老猫のストレスを最小限にする慣らし方

老猫は環境の変化に非常に敏感で、 ストレスを感じやすい傾向があります。

そのため、老猫をケージに慣れさせる際は、 特に慎重に行う必要があります。

老猫は体力も落ちているため、 ケージを安全で安心できる 「隠れ家」として認識してもらうことが大切です。

ケージの中に柔らかいベッドや 暖かいブランケットを入れて、 快適な空間を作ってあげましょう。

また、ケージを静かで落ち着ける場所に 設置してあげることも重要です。

老猫のペースに合わせて、 無理なくゆっくりと慣れさせることを 心がけてください。

もし、どうしてもケージを嫌がる場合は、 無理に慣れさせようとせず、 かかりつけの獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。

10.ケージのサイズと猫の成長段階の関係

ケージを選ぶ際は、猫の成長段階に合わせて 適切なサイズを選ぶことが重要です。

子猫の頃は小さめのケージでも問題ありませんが、 成長してからも同じケージを 使い続けるのは避けましょう。

狭すぎるケージは猫にストレスを 与えてしまいます。

成猫になったら、猫が中で自由に 動き回れる広さのケージを 用意してあげてください

猫が中で立ち上がったり、 体を伸ばしたりできる十分な スペースが必要です。

また、ケージはトイレとベッドを 分けられる二階建てのものや、 拡張できるタイプのものを選ぶと、 猫の成長に合わせて長く使うことができます。


まとめ:正しい慣らし方で猫とケージの新しい関係を築こう

この記事では、猫がケージを嫌がる原因から、 子猫・成猫・老猫の時期別に 合わせた慣らし方まで、幅広く解説しました。

猫にとってケージは、安全を守るための大切な場所です。

しかし、ケージを嫌がる猫に無理やり慣れさせようとすると、 猫との信頼関係が崩れてしまうだけでなく、 猫に大きなストレスを与えてしまいます。

大切なのは、「ケージは安心できる場所」だと 猫自身に認識してもらうことです

そのためには、焦らず、猫のペースに合わせて、 少しずつケージに慣れさせる ことが最も重要です。

また、ケージの中に猫が好きなもの(おもちゃ、 おやつ、お気に入りのベッドなど)を 入れて、良い経験を積み重ねることも効果的です。

ケージを猫にとって快適な空間にしてあげることで、 猫はケージを「自分の安全地帯」として 認識してくれるようになります。

猫との信頼関係を築きながら、 正しい方法でケージに慣れさせ、 安全で快適な猫との暮らしを 手に入れましょう。

もし、どうしてもケージに慣れず お困りの際は、無理をせずに専門家である 獣医師や猫の専門家にご相談ください。

猫との絆を深めるためにも、 この情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次